代表理事挨拶

ご挨拶

竹島多賀夫

日本頭痛学会の代表理事を拝命しました竹島多賀夫です。日本頭痛学会は、頭痛に興味をもつ医師、歯科医師の集まりで、わが国の頭痛医療を向上させ、国民の健康と福祉の増進に貢献することを目的としています。頭痛ならびに関連する医療の情報や知識を普及させ、頭痛性疾患の科学的研究を推し進め、多くの国民が悩まれている頭痛の予防法や治療法を発展させるために活動をしています。

日本頭痛学会は 50年の歴史をもち、会員数は2022年に2800名を越えました。本学会は学問的、政治的、財政的に中立、独立の立場をとり、学術会議の開催、学術誌の発行に加え研究者、医療従事者の育成や社会的啓発など様々な活動を行っています。 また、頭痛専門医の育成と認定を行い、頭痛でお困りの市民、患者さんに親切で分かりやすく、そしてレベルの高い医療を提供するために努力しています。

日本頭痛学会を発展させるため、国際頭痛学会やアジア地域頭痛会議(ARCH)と連携し日本の頭痛医療を国際的なレベルで充実させ、学術団体としての価値を高め、社会からの高い評価を得るための努力、すなわちブランディングを推進します。また学会の運営には多様性(ダイバーシティ)を重視し、女性の活躍はもとより、様々な地域や経歴の会員が一層の活躍ができる体制を築きます。

頭痛で苦悩する人々の権利を擁護し、拡大するために、「世界の頭痛患者を支援する会
(Global Patient Advocacy Coalition:GPAC)」および「頭痛医療を促進する患者と医療従事者の会
(Japan Patient Advocacy Coalition :JPAC)」と協力して活動を進めて参ります。坂井文彦先生、鈴木則宏先生、平田幸一先生はじめ、歴代の頭痛学会をリードしてこられた先生方の情熱とご尽力を引き継ぎ、さらに発展させるべく努力する所存ですのでご支援賜りますようどうぞよろしくお願い致します。

2022年12月吉日
竹島多賀夫
竹島多賀夫