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今なぜ頭痛専門医を目指すのか
未来を担うDr.編
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小児科
竹下 美佳
- 出身地
- 埼玉県
- 卒年度
- 2008年
- 勤務先
- 藤野医院(埼玉県白岡市)/ 東京医科大学病院 小児科・思春期科学分野
- 出身大学
- 東京医科大学
- 趣味/没頭していること
- 読書。/ベランダで野菜を栽培することや、子どもたちと虫・メダカ・カナヘビを飼うことに一緒に夢中になっています。
頭痛専門医取得を考慮したきっかけ、動機
私は5-6歳の頃から頭痛がありました。夕食を食べられずにソファーに横になっていたり、家族で海に遊びに行っても強い日差しと頭痛が辛くてパラソルの下の日陰で休んでいたり、数か月おきに強い頭痛や不調がくり返すため、何か変な病気なのではないかと不安に思っていました。
頭が痛くなる前に虹色の小さいスティックみたいなものが降り注いだり、キラキラ(小さいころは妖精と思っていた)が見えたりするのが前兆症状であること、定期的にくり返す頭痛が片頭痛であることを、医師になってから知りました。また、頭痛のときに周囲のものがいつもより小さく見えたり遠くに感じたりして怖かったのが不思議の国のアリス症候群という診断名があることなど、頭痛の勉強をし始めると、幼少期から気になっていた症状が次々と合点がいきました。
同じように幼少期から頭痛に苦しんでいる子どもたちが、早く正確な診断・治療にたどり着いて適切な治療が行われるように、また、辛い頭痛を抱えつつ「持病だから」と耐え忍んでいる大人の頭痛診療に貢献できるようにと、頭痛専門医取得を目指しました。
頭痛専門医取得に向けての取り組みや状況
(すでに取得しているので、取り組んだこと)
頭痛外来の陪席(東京医科大学病院 小児科・思春期科学分野の山中教授の小児頭痛外来の陪席をさせてもらっていました)、HMSJの受講、頭痛学会の教育セミナー受講、頭痛専門医試験問題集、頭痛学会誌に掲載されている問題を解く、頭痛診療に関しての書籍を読む、頭痛学会誌で出題されそうなトピックスをチェックする。
どのような頭痛専門医になりたいか、取得したらやりたいこと
小児の頭痛外来を担当しています。頭痛でつらい思いをしている子どもたちの負担の軽減を目指したいです。小児の頭痛診療をよりしっかり丁寧に行っていくだけでなく、片頭痛もちでも未受診の児も多いので、小児の頭痛に関して啓蒙活動を行い、より多くの医師が小児頭痛の診療に関わることができるような啓発活動などを行っていきたいです。