頭痛クイズ 【問題2】
芥川龍之介著「歯車」の一部を以下に示す。
のみならず僕の視野のうちに妙なものを見つけ出した。妙なものを?—と云うのは絶えずまわっている半透明の歯車だった。僕はこう云う経験を前にも何度か持ち合わせていた。歯車は次第に数を殖やし、半ば僕の視野を塞いでしまう、が、それも長いことではない、暫くの後には消え失せる代わりに今度は頭痛を感じはじめる、—それはいつも同じことだった。
「僕」の症状から最も考えられる疾患はどれか。
a) 緑内障
b) 片頭痛
c) 脳内出血
d) 緊張型頭痛
e) 慢性硬膜下血腫
(第104回 医師国家試験より)