日本頭痛学会ニュースレター15号 2014年新春号

  1. 日本頭痛学会理事長 坂井文彦先生より寄稿
  2. 慢性頭痛の診療ガイドライン2013電子版公開について
  3. 会員WEB機能の更新について(会費納入状況、単位取得状況の確認等について)
  4. 代議員信任および選出選挙の結果について(公示)
  5. 「頭痛学会誌(第40巻2号)」のホームページ掲載について
  6. 最近の頭痛研究トピックス(広報委員会より、HPリンク)

【1】日本頭痛学会理事長 坂井文彦先生より寄稿

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平成23年4月
日本頭痛学会 代表理事 坂井 文彦

明けましておめでとうございます。
2014年は日本頭痛学会にとり、新たな一歩を踏み出す年になります。定款改訂に伴い、11月の日本頭痛学会学術総会前に、新しい理事が代議員の投票により選出され、代表理事も新しい理事会で選出されます。新しい運営体制がスタートし、学会全体がさらに活性化すると期待されます。
日本頭痛学会では、これまで定例の事業を着実に行うとともに、毎年新しいプロジェクトが誕生し、成果を上げてきました。昨年11月には第41回日頭痛学会総会が岩手で寺山靖夫教授のもと盛会に行われ、参加者の活発な議論と熱心さに「頭痛学会もずいぶん進歩した」と多くの方に感じて頂きました。本年は、11月に山口で鈴木倫保会長が学術総会を開催されます。新しい体制のもと、会員のエネルギーが結集することを期待しています。
その他にも、頭痛学会には大きな目標がいくつもありあります。学会誌の充実が必要です。教育・啓発関連では、国際頭痛分類改訂版の日本語訳、市民向け頭痛診療ガイドライン出版事業が進行し、日本版マスタースクール、頭痛教育センターなどが新たに企画されています。医療面では、診療報酬改訂の要望加え、専門医制度の充実と専門医広告の認可を得ることが大きな課題です。
日本頭痛学会は神経内科、脳神経外科をはじめ、多くの診療科が集学的に研究、診療の成果を持ち寄って頭痛と医療・研究に貢献しています。日本頭痛学会会員数も2500人に近づいており、この10数年で日本の頭痛医学・医療のレベルも飛躍的に進歩しています。
本年も皆様方のご活躍とご協力とを期待しています。どうぞよろしくお願いいたします。

【2】慢性頭痛の診療ガイドライン2013電子版公開について

日本神経学会のホームページのガイドラインの項目で慢性頭痛の診療ガイドライン2013の電子版の公開が開始されました。会員の先生方の日々の臨床にお役立ていただけましたら幸いです。
http://www.jhsnet.net/guideline_GL2013.html

【3】会員WEB機能の更新について(会費納入状況、単位取得状況の確認等について)

オンライン新規入会機能に加えて、会員の皆様の所属、住所等登録情報の確認・修正機能に加え、会費納入状況、専門医の単位取得状況の確認を行えるようになりました。以下URLにアクセスいただきご活用ください。どうぞよろしくお願い申し上げます。(http://www.jhsnet.net/nyukai.html
※更新の際はID(会員番号)とパスワードが必要です。2012年5月に郵送書面に記載しております。
※会員番号には「学会会員番号」、パスワードには書面に記載されている「パスワード」をご記入ください。
※「パスワード」をお忘れになった場合は、ご登録の所属先E-mailまたは自宅E-mailをご用意して
  https://www.jhsnet.net/members/getpw.phpより「新規パスワード」を取得ください。

【4】代議員信任および選出選挙の結果について(公示)

代議員信任および選出選挙の結果について、平成25年度代議員信任選挙の結果、以下URL記載の先生方が信任されました。ここにお知らせいたします。
http://www.jhsnet.net/information/jhs_kouji_daigiin_20131030.pdf

【5】「頭痛学会誌(第40巻2号)」のホームページ掲載について

頭痛学会誌(第40巻2号)を以下ホームページに公開しております。みなさまの日々の臨床にお役立てください。
内容は昨年の第41回日頭痛学会総会(寺山靖夫会長)のプログラムです。
http://www.jhsnet.net/gakkaisi.html

【6】最近の頭痛研究トピックス(広報委員会より、HPリンク)

詳細は頭痛学会ホームページ (http://www.jhsnet.net/) のTOPICS 6月23日をご参照ください。

18年間にわたる視覚性前兆の症状を詳細に解析した研究
Hansen JM, et al. Distinctive anatomical and physiological features of migraine with aura revealed by 18 years of recording. Brain doi:10.1093/brain/awt309
掲載日:2013/12/13

皮膚アロディニアは片頭痛慢性化の重要な予知因子である。
Louter MA, et al. Cutaneous allodynia as a predictor of migraine chronification. Brain 2013. Doi:10.1093/brain/awt251.
掲載日:2013/10/18

詳細は頭痛学会ホームページ (http://www.jhsnet.net/) のTOPICS をご参照ください。
http://www.jhsnet.net/zutu_topics.html
文責 柴田 護 企画広報委員(慶應義塾大学神経内科)

編集後記

【日本頭痛学会 企画・広報委員会】

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