日本頭痛学会 ニュースレター33号(2019年 1月新春号)

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  1. 新代表理事 平田幸一先生より、新年のご挨拶
  2. 第46回頭痛学会総会にて平田幸一代表理事が選任されました。
  3. 群発頭痛の在宅酸素療法(HOT)ガイドラインを掲載しました。
  4. 2018年度専門医試験講評を掲載しました。
  5. 過去の日本頭痛学会総会のポスターを探しております。
  6. 最近の頭痛研究トピックス(広報委員会から最新の論文をご紹介)

【1】新代表理事 平田幸一先生より、新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。秋に行われた第46回日本頭痛学会総会にて新たに日本頭痛学会代表理事として選出されました獨協医科大学脳神経内科の平田幸一でございます。 鈴木則宏前代表理事の路線を継承しながらも,さらに新しい試みにもチャレンジしながら学会員の皆様と一丸となって、日本の頭痛医療と研究の進歩のために努力する所存ですのでよろしくお願い申し上げます。
さて、昨年は多くの災害や大きな政治的な歪み、事件とどちらかというと悪いインパクトの印象が大きい年のように思われましたが、実際は冬季オリンピック・パラリンピック、テニス、卓球、米国プロ野球などでの日本選手の大活躍、日本人のノーベル賞受賞など良いこともありました。 日本頭痛学会について振り返りますと会員数2400人以上の大規模な学会となったことはご存知のとおりで、専門医・指導医の育成もある程度順調に進んでおります。 また、神戸で行われました立花久大会長が開催された第46回日本頭痛学会総会は大成功の裡に幕を閉じております。 一方、頭痛専門医および専門医を目指す医師を対象に年2回実施されているHeadache Master School Japan(HMSJ)は寺山靖夫理事のご采配のもと、7月に札幌の北見公一先生が、さらに10月には富山で高嶋修太郎先生がそれぞれにはじめての開催という、まさに頭痛教育の均てん化という素晴らしい実績を残されました。 患者さん中心の頭痛医療を推進するための日本頭痛学会の活動(JPAC)についても坂井文彦元代表理事のご指導のもと着々と事業が進んでおり、さきの総会では患者さんのための患者さんによる市民公開講座が行われ大好評でありました。
本年度JPACとHMSJは、ともに7月14日仙台にて、松森保彦会長のもと行われる予定です。また、第47回日本頭痛学会総会は、丸木雄一先生が会長のもと11月15日、16日さいたま市で行われる予定です。会員の皆様、どうぞ奮って参加し、よく学びよく遊び日本の頭痛医療と研究をより高めましょう!

【2】第46回頭痛学会総会にて平田幸一代表理事が選任されました。

詳細は、頭痛学会ホームページをご参照ください。
http://www.jhsnet.net/greeting.html

【3】群発頭痛の在宅酸素療法(HOT)ガイドラインを掲載しました。

群発頭痛の急性期治療として平成 30 年度診療報酬改訂で認められました。日本頭痛学会診療向上委員会とガイドライン作成委員会が共同してガイドラインを作成いたしました。頭痛学会会員のみなさまの日々の診療にお役立てください。
http://www.jhsnet.net/guideline_2018.html

【4】2018年度専門医試験講評を掲載しました。

第11回日本頭痛学会専門医試験を2018年8月4日に、都市センターホテルで実施されました。受験者43名(1名欠席)、合格者36名、合格率83.7%でした。関連される会員におかれましては、内容を確認され、本年の専門医試験対策にお役立てください。
http://www.jhsnet.net/information/20181218_info.html

【5】過去の日本頭痛学会総会のポスターを探しております。

現在、日本頭痛学会広報委員会では、学会ホームページ上で、過去の総会の状況が一瞥できるように、学会開催時のポスターを探しております。現在の学会ホームページのhttp://www.jhsnet.net/gakkai_soukai.htmlをご覧になっていただけますとわかりますように、一部の収集し得た総会に関しましては、開催時のポスターを見ることができるようになっております。 この総会一覧で現在、収集されていない年次の総会のポスターをお持ちの方がいらっしゃいましたら、PDFやJPEGなどの電子情報で、担当浅野宛<info@jhsnet.net>送信していただけますと幸いに存じます。 掲載可能なものでしたら、総会一覧に追加したく何卒宜しくお願い申し上げます。
日本頭痛学会広報委員会担当 浅野 修一郎

【6】最近の頭痛研究トピックス(広報委員会から最新の論文をご紹介)

複数の予防薬で治療が奏功しなかった片頭痛に対するErenumabの効果と忍容性
Reuter U, et al. Efficacy and tolerability of erenumab in patients with episodic migraine in whom two-to-four previous preventive treatments were unsuccessful: a randomized, double-blind, placebo-controlled, phase 3b study. Lancet 2018. doi: 10.1016/S0140-6736(18)32534-0.
掲載日:2018/12/10

クライオ電子顕微鏡によるCGRP受容体構造の解明
Liang Y-L, et al. Cryo-EM structure of the active, Gs-protein complexed, human CGRP receptor. Nature 2018;561:492-499.
掲載日:2018/10/17

詳細は、以下のアドレスを御覧下さい。
http://www.jhsnet.net/zutu_topics.html

【日本頭痛学会 企画・広報委員会】

ニュースレターに関するご意見,問い合わせは<jhs-office@shunkosha.com>までお願いいたします。